だらりーまん新聞

Dalary-man Times

理想の上司像

私はまだ、理想とする上司に出会ったことがない。
この"理想の上司"とはなんだろうか。
私の持論を以下に述べたい。


よくごっちゃになってしまうのが次の3つの人間像だ。


尊敬できる人
目標となる人
頼りになる人


そして私が理想の上司像とするのは3つ目、"頼りになる人"だ。


この3つのタイプはいずれも、すばらしい人には変わらない。
しかし必ずしも"尊敬"や"目標"に値する人が、自分にとって頼りになるかというと、そうではない。
いや、私の経験上ではむしろ"頼りにならない"ケースが多い。


"尊敬できる人"というのは、何かひとつもしくは複数の分野において、類稀なる能力と集中力を発揮できる人である。
異動する前のチームリーダーがそのようなタイプだった。
野球選手で言うと"イチロー"のようなイメージだろうか。(あくまでテレビで見たり聞いたイメージ)
すごい人である。誰しもがそう認める。
WBCでもチームを引っ張ったリーダーであった。
しかし、彼の管理下で仕事をしてみたいとは思わない。
半分偏見、半分テレビを見ていて感じた印象からであるが、自信に満ちた彼に私の声は届きなさそうだからだ。
"尊敬できる人"は、その人の情熱や心構えといったものを見習うために居る。


"目標となる人"というのは、自分が興味がある、もしくは目指している方向で成功を収めている人である。
自分が関わる世界で優秀な成績を残す人というのは、自分が同じ世界に居る分、すごさがダイレクトに伝わってくる。
「ああ、自分もあのような人になりたい。」と、イメージを重ねやすい。
ただ、自分が上司そのものになることを目指している場合を除き、目指す姿が"上司"向きであることに保証は無い。


では"頼りになる人"とはどういう人なんだろう。
私の"頼りになる人"は、
部下の様子を常に見ていてくれる人
部下の味方になってくれる人
公私関わらずに物事を相談できる人
である。
よって、卓越した能力、学力、地位なんて必要がない。
あえて言うなら、人間を使うということに卓越していればそれだけでいい。
ただこれは業界やレベルによって差が出てくるところだろうから、一概には言えないが、少なくとも一般企業ではそれでいい。
逆にこれが無いなら上司となってほしくない。


一見、3つ目がいちばんたやすいことのように見える。
それは違う。
今、上司と言う立場に居る人でこれが優れている人は稀少だろう。
我が社は管理職が全社員数の1割を超えているというけったいな企業だが、まだ"頼りになる人"に値する人には出会っていない。
賢そうなことを言う人はいっぱいいる。自身の経験からくる自信なんだろう。
しかし彼らから放たれる言葉は実に頼りない。
自分の身は自分で守れよ
迷惑かけんなよ
ということを平気で言う。
自分たちが無駄に高い給料で会社に残っていることが一番の迷惑だと気づかずに・・・。


以上が私の偏った持論である。
ダメ社員の戯言として耳を傾けていただければと思う。



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